審美歯科に乗り出す
転移は放射線治療を受けた部分に起きていた。
鮫の軟骨治療を9週間続けると、腫瘍は少なくとも80パーセント小さくなった。
2週目には腫瘍は完全に消え、治癒したと考えていい状態になった。
大腸ガンから腹膜に転移した、第4期の36歳の女性患者。
検査手術で手術不能のケースと判定され、生存の見込みはほとんどないとみられた。
鮫の軟骨治療を7週間受けた段階で、腹部に腫蕩が発見され、手術が必要となった。
手術中に、腫瘍が80パーセント小さくなり、残っている部分もほとんどゼラチン化しているのがわかった。
もちろんこれは腫瘍の壊死によるもので、鮫の軟骨が効果を発揮したわけだ。
2週目には腫瘍はまったく消え、C病院の医師たちは奇跡の治癒といった。
皮層や胸郭にも病気が浸潤していた、両乳房が乳ガンの45歳の患者。
鮫の軟骨治療が効果的な反応を見せなかった唯一の患者で、6週間この治療を続けたが、効果がみえないので治療を打ち切った。
8人の患者によるこの治療実験は、すでにほとんど結論が出たといえる。
いま紹介したような結果は、驚嘆に値する。
治療実験の前にはほとんど生き残る可能性なしとみられた7人の患者は、いまはC病院の医師と鮫の軟骨に感謝している。
こんなに多くの患者で腫瘍がどのように壊死したのか、と私たちは疑問に思うだろう。
血管造成の抑制によって、腫瘍がそれ以上に増殖しなくなったことを理解することは容易である。
しかし、同じ血管造成抑制要素によって、すでにできている腫瘍がどのように退縮するのだろうか?この答えは、腫瘍中の血管は普通の血管とは比べものにならないくらい、非常にもろいという事実にある。
腫瘍中の血管はしょっちゅうだめになっていて、つねに新しい血管を再生して入れ替わっている。
しかし、鮫の軟骨のような血管造成抑制要素、もっと正確にいえば、鮫の軟骨のなかに自然にあるような蛋白質は、入れ替わるべき血管の新生を妨げるのである。
このことにより、腫瘍の早急な壊死も、この治療実験のうちにみられたように起こりうるし、実際に起こったわけである。
ほかにメキシコでは、V・Z博士がやった試験的な治療実験の結果も、1992年5月に発表された。
博士はテキサス州アーリントンの婦人科医で、メキシコのティハナ市のh・クリニックでもパート・タイムで働いている医師である。
博士は乳ガンの末期患者8人に、1日30〜60グラムの鮫の軟骨を経口で与えた。
すべての患者で、6〜8週間のうちに腫瘍ははっきりと退縮した。
何人かの患者で腫瘍そのものを調べたところ、その内部がピンク色から灰色に変化していて、壊死の徴候を示していた。
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